今回のブログ、ざっくりとまとめるとこんな感じです。

  • 市場調査をして、関係各所の調整をしたサービスやコンテンツも、提案側の思い通りに使われたり、受け入れられたりするとは限らない。
  • ●●目的以外に使わないで下さい、と言えないのが無形の提供物の難しさよ。。
  • そこには思わぬビジネスチャンスが眠っている場合もあるかもしれない
  • とりあえず、何事も最終的には受け手に委ねられる、と考えておこう

では、ここから本文です。今日の日報は日常のひとコマなので、ユルい感じでお楽しみください。
(※ 画像はあくまでイメージです)

何事も、最終的には受け手に委ねられる。サービスも、文章もね

株式会社C-driven(以下CD)は、主にアシスタント眼鏡と社長眼鏡の2人で活動しております。

2人でずっとオフィスに籠っていると、まあ、煮詰まることもざらにありまして…。気分を変えるために、カフェで仕事をすることが多々あります。

最近(2015年9月現在)のお気に入りは、フレッシュネスバーガー。
なかなか環境が整っていて、もしここがシェアオフィスサービスみたいなものを始めたら、多分速攻で申込するくらいお気に入りです。

で、このフレッシュネスバーガー。
今夏くらいから、「フレバル」と銘打ってワインやビールとちょっとしたおつまみを提供するサービスを始めました。CDも、たまにお世話になってたりします。

おそらく昨今の「ちょい飲み」需要に応えるためのサービスなのでしょう。
サクっと飲んで、サクっと帰る。赤提灯文化の延長線上にある感じです。
だいぶオシャレな気がしますが。

さて、ここからは体験談。
ある日、例の如く煮詰まったCDの眼鏡2人は、フレッシュネスで作業をしつつ、ポテトなぞをつまんでおりました。

閉店1〜2時間前のこと。後ろに妙齢の男女が数名。
会社帰りにしては、なんとなーくよそよそしい雰囲気。
聞くともなしに聞いていると、自己紹介を始めました。。

そう、「フレバル合コン」が始まったわけです。

焦るCDの眼鏡2人。
「え、フレッシュネスで合コン!? 話めっちゃ聞きますけど大丈夫ですよね?」
「しかも飲み放題のアルコール頼んでるの、少数派って! ソフトドリンクで合コンてテンションどう保つのよ!?」
「そもそも、合コンってことでええんか? ええんやな? 趣味でボルダリング挙げるヤツ、多すぎちゃうか?」(←聞き耳たて過ぎちゃうか…)

まあ、2時間コースですよね。
わりとガッツリ盛り上がりますよね。
若いって、いいですよね。

さて、このフレバル合コン。1週間のうち、2回は遭遇しましたので、彼ら彼女らにとってそこまで珍しいことではないのかもしれません。

そしてまた別の日。

50代くらいのおじさま2名が、わりと出来上がった感じで仕事の愚痴(若手への愚痴、会社の人事、組織体などへの愚痴…)でガッツリ盛り上がっているのですよ。
話しながらエンジン掛かっちゃってる感じです。
しまいにはテーブル叩いてアツく語っちゃったりして。
微笑ましい光景ですが、こっちも、ちょい飲みではない。。むしろ新橋。

で、冒頭に戻りまして。
おそらく、フレッシュネスとしては、客単価2,000円前後で、最大1時間くらい。19時からとして、3-4回転するようなイメージで企画されたサービスだと思うんですよね。

一方、利用者側のこの場所へのニーズは、ゆっくりじっくり閉店まで腰を据えてダラダラ飲む、というスタイルみたいなんですね。

要するに、市場調査して、サービスを構想し、実現したとしても、受け手(この場合、利用者)にとってはそんなことはどうでも良いわけです。
少なくともこの店舗(立地)では、です。
その結果が、上記2例です。
(ちなみに、休日は夕方にママ友+子ども会、子連れファミリー団体が多く利用していました。どれも企画とは違う感じ)

これは、良い悪い、の問題ではなく、「市場調査をして、関係各所の調整をしたサービスやコンテンツも、提案側の思い通りに使われたり、受け入れられたりするとは限らない。でも、やりようによっては愛されるサービスになり得る」というひとつの事象だと思います。

で、いろいろ端折りますが、これは文章でも多分同じことが言えるのではないかと考えるわけです。

こちらが「こういう人に、読後はこう思ってほしい、こう感じてほしい」といった思いを込めた文章を出したとしても、最終的には受け手側がどう判断するかによってそこに書き込まれた“真意”は変わってしまうというわけです。

「(コンテンツやサービスを出す側の責任を)ぶん投げていいのかよ!?」と言われちゃいそうですね。でも、実際に世の中に出るものなんて、大小問わず、9割方こちらの思い通りにはならないものでしょう。

コンテンツ制作に携わる以上、このジレンマでありギャップを感じる瞬間とある程度折り合いをつけながら、模索し続ける必要があるわけです。

ちょっと後ろ向きに聞こえるかもしれませんね。でも、一方で「本当に伝えたいひとには真意を伝える努力を怠ってはならない」という強い意志を貫く覚悟が必要とも言えます。

大事なのは、「受け手、且つ、顧客になったらwin-winの関係を築けそうな人(見込み客)」に、“真意”を読み取ってもらうべく、その人たちのことをしっかり見据えて文章を練ることなのでしょう。

そのためにも、「見込み客像」を明確にするペルソナの設定は必要不可欠であり、見込み客がふわっと検討し始めてから購入に至るまでの道のり(=カスタマージャーニー)を想定することも同じくらい大切なのです。

株式会社C-drivenでは、そうした思想の元、世に出すコンテンツ制作の上流となるペルソナ設定やカスタマージャーニーの検討から、お客さまと一緒に考えることで、求めるゴールに対して、より最適なコンテンツ制作をしてまいります。

「ペルソナやカスタマージャーニーなんて作ったことがないから具体的にどうすればいいか分からないけど、なんか今までと違う感じでおもしろそう」や、「もうちょっと詳しく話を聞いてみたい」という方のほか、「案件になるかどうかはさておき、フレバルでいろいろ喋ってみたい」という方も、ぜひお声がけくださいませ。

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と、愛するフレッシュネスバーガーの店舗にてしたためる次第です。

何事も、最終的には受け手に委ねられる。サービスも、文章もね
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